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キャシュフロー

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キャシュフロ-計算書を説明

導入の背景

損益計算書で利益が出ている会社が、
ある日突然 倒産してしてしまうために。
いわゆる黒字倒産を防止するため
第3の財務諸表として導入され重視されています。

銀行融資の返済能力を見るために重視されています。

私 個人の意見としては 黒字倒産は、 過大な設備投資
や不要債権などで 運転資金がうまくいかず、手形の決算ができずに倒産することですが~
一部上場企業の突然の倒産した場合などでも、
損益計算書上では 毎期連続して 黒字で倒産の気配すらも感じられない決算書を公表しています。

損益計算書で利益が出ていても、黒字倒産する会社の
資金繰りは 悪く キャッシュベースで利益を計算すると
赤字で 借入金が毎期増加している訳です。

黒字倒産については 経理操作で 仮装経理で無理矢理に
利益をだしています。

キャシュフロー計算書では、たとえ仮装経理で利益を出していても、現金及び現金同等物は 減少しており、
倒産の兆候を見極めることが可能です。

キャシュフロー計算書は
経営者側からは 黒字倒産の防止のため
債権者や株主からは 真の経営状態を知るための
第3の財務諸表になっています。

私自身の所見では 中小企業においては、黒字で倒産することは、あり得ないと考えています。
黒字倒産は 黒字の会社を銀行が見放し、融資をストップしてしまうことですから~、中小企業に対して、貸し剥がしが行われる場合には、数期前の決算から仮装経理で
赤字を隠しているケースか、経営上の事故で大きな損害を被ったケースか想定できません。

計算書の仕組

① 損益計算書の一番下の 当期純利益の手前
  「税引前当期純利益」からスタートしてキャシュベースに計算し直します。
② 営業キャシュフォローの計算
  直説法と間接法がありますが一般的に 計算が楽な
  間接法を使います。
③非資金項目の調整
   損益計算書の税引前当期純利益の利益を
   営業利益にするための調整と減価償却費の調整
④ 減価償却費は 当期に支出のない経費ですからキャシュはでていません 加算します。
⑤引当金は 将来の見込額ですから キャシュは出ていません 加算です。
⑥ 受取利息 配当金
 営業外の収益ですから 営業で獲得したキャシュにするためには 減算です。
⑦支払利息
 営業外の経費ですから 営業で獲得したキャシュにするためには 加算です。
⑧ 運転資金等の増減
   売上債権 や 仕入債権 の 利益とキャシュのタ   イムラグを調整していきます。
⑨売上債権の増減
 売掛金 XXX   売上 XXX
 売掛債権の増加は キャシュが入金していませんので
 減産
 現金 XXX    売掛金 XXX
 回収は キャシュを獲得した時点で 加算
⑩ 仕入債務の増減 未払金の増減
  仕入 XXX   買掛金 XXX
  経費 XXX   未払金 XXX
 キャシュがまだ流失していないので 加算
  買掛金 XXX  キャシュ XXX
  未払金 XXX  キャシュ XXX
 キャシュが流失した段階で 減算
⑪役員賞与 は 利益処分の役員報酬は
 支払ったら 減算
⑪ 営業外の受取利息 支払利息は
 キャシュフロー計算書の 形にもよりますが
 営業外の項目があれば そちらで 加算 減算
 営業キャシュフローですが? この場合は
 経常キャシュフローになります。

損益精算書で黒字で 営業キャシュフロー
が赤字であれば その原因を調べないとまずいです。

多くの場合が 売掛金の回収が長期化して不良債権かしています。  
● 回収見込みの無い得意先に販売している。
● 販売担当者が 押し込み売上を計上している。
● 経営陣の判断で売上を仮装している。
などの場合は、倒産への道を歩み始めています。

買掛金などの仕入債務を早期に支払う場合も
キャシュが不足しします。 

逆に 買掛金の支払期日を延ばすとキャシュフローは改善しますが、 相手から見ると 回収が遅れることになり
悪い噂の基になるので 支払期日の延長は 慎重に範判断して下さい。

通常の正常な経営は営業キャシュフローは黒字です。
余剰なキャシュは 投資 設備投資 や 財テクなどに
お金の活用をしたり、
借入金の返済を
行います。

投資キャシュフロー

投資キャシュフローは読んで字のごとく
余ったキャシュを投資 設備投資したり
一時的に定期預金などに投資したり
投資したキャシュを解約して回収したりすることです。
設備投資の売却 土地の売却などのキャシュは
事業の失敗などが原因の可能性があります。

投資キャシュが マイナスの場合は 設備投資などが行われているとケースなどです。
逆に 投資キャシュが プラスの場合は 営業キャシュで借入金の返済がまかなえずに 過去に投資したキャシュが使われていることになります。

投資キャシュフローは直説法しかありませんので、
単純です。

営業キャシュフォローから投資キャシュフローを控除した
残額をフリーキャシュフローと言います。
正常な会社では 営業キャシュフローは黒字で
投資キャシュフローは 営業活動を継続ずる為の新たな投資を行いますので 赤字になり フリーキャシュフォロー
が残ります。
過大な設備投資(営業キャシュを超える投資をした場合)は フリーキャシュフローはマイナスで 新たな借入金を
行っています。

財務キャシュフロー

財務キャシュフローは 直説法しかありません。
借入金の返済額と
新規の借入金の増加です。

現金及び現金同等物の増減

会社経営を行っていく場合は 経営上 借入金を返済して
なお キャシュが増加しているのが理想です。
しかし キャシュの増加原因が 財務キャシュの増加による借入金の増加の場合もありますし、
仮装で 売掛金を現金回収して 帳面上だけ 現金に残が
残るような経理をする事があるので その場合は要注意です。 

現金及び現金同等物の増減は
期末の残高をプラスして
期末の貸借対照表の 現金及び現金同等物の残高に一致します。
現金同等物は 普通預金や 先日付小切手 満期の近い定期預金などが現金同等物になります。

帳面上の 現金が 実物と合わない
架空の売掛金を現金で回収した経理を行った
など架空の現金までは キャシュフロー計算書では
わかりませんので 現金の異常な増加は注意事項となります。

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2012年9月12日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:決算

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