ストラック図
経営を戦略的に行う場合は、ストラック図
と呼ばれる四角い図を書くと 分析が可能になります。
説明
1 売上高 - 変動費 - 固定費 = 利益
2 変動費とは 単純に 仕入では ありません。
売上高や販売個数に増減に比例して増減するものとなります。 例えば 仕入 材料費 外注費 運賃 など
製造業の場合は 製造原価がそのまま変動費にはなりません。 売上に連動する費用ですので 人件費や製造経費
など期間に応じて発生する費用は 固定費になります。
変動費と固定費に単純に分解しにくい経費もありますが、
計算を単純に行うためには一種の割り切りが必要です。
3 売上高-変動費-固定費=利益0円 損益分岐点になります。
未来予測
損益分岐点分析の応用がストラック図になり
どこに手を打てば利益が出るのか? 無限の
可能性を未来予測する計算手法です。
限界利益=売上高-変動費
限界利益率=限界利益率/売上高
(1-変動費率)
損益分岐点では 利益が0円になる売上高なので
固定費=粗利 の関係
損益分岐点売上高= 固定費/限界利益
例 売上高100円 変動費800円 固定費100円のとき
限界利益率 損益分岐点はいくらか?
回答
限界利益率 = (1- 変動費/売上高)
固定費=粗利になるので
固定費/(1-変動費/売上高)
計算すると 100円/(1-800円/1000 円)=500円
例 目標の利益を300円にするには売上はいくら必要か?
回答
考え方 売上を計算で求めます。
売上 ? -変動費? -固定費100円=利益300円
(固定費100円+目標利益300円)/(1-限界利益)
なので 2000円の売上高が必要になります。
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2012年9月11日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:決算